キャビテーションは、お肌に当てるだけで脂肪やセルライトにアプローチする痩身法です。即効性を感じやすいので、「急いで痩せたい」「ダイエットがうまくいかない」と思っている女性に人気です。
とはいえ、
「どんな効果があるの?」
「効果はどのくらいの期間ででるの?」
「何回通ったらいいの?」
「キャビテーションは効果なしは本当なの?」
といった疑問を解決できないと、施術に踏み切れませんよね。ここでは、
- キャビテーションの効果
- できる&できない部位
- キャビテーションの効果を高める方法
- キャビテーションする頻度・回数
を、詳しくお伝えします。キャビテーションをやるかどうかの参考にどうぞ♪
キャビテーションとは
キャビテーションとは、超音波で脂肪にアプローチをかける痩身法です。
超音波で脂肪細胞をブルブル振るわせて、
- 熱を生み出して脂肪を溶かす
- 細胞内にできた気泡がはじける力(衝撃波)で脂肪細胞を壊す
ことで、ダイエットをサポートします。
キャビテーションマシンの先(プローブ/ヘッド)から出る、人の耳では聞こえない高音(超音波)のチカラで、脂肪細胞だけを1秒間に3万回以上ぶるぶる震わせます。
キャビテーションのやり方は、気になる部位にマシンのヘッドを当てるだけ。
日本では、2013年頃から知られるようになり、美容クリニック、エステ、家庭用マシンへと広がりました。
キャビテーションで痩せる仕組み
残念ながら、キャビテーションだけでは、痩せません。
痩せるには、キャビテーションで溶かした脂肪を、
- 運動(や日常生活)で燃やす
- リンパから体の外に排出する
ことが必要です。
キャビテーションの効果7選【できる部位も一覧で紹介】
キャビテーションで期待できる効果は、次の7つです。
スラッとした脚痩せ(太もも・ふくらはぎ・むくみ)効果
脂肪が付きやすい太ももやふくらはぎは、キャビテーションの人気パーツ。
脚痩せコースにキャビテーションを取り入れてる痩身エステが多いことが、脚やせ効果を裏付けています。
オススメ部位は太もも。なかでも内ももは、意識しないと使わないため余計なお肉が付きやすいので、効果てきめんです♪
キャビテーションで、憧れだった内もものスキマを作る女性も多いんですよね。
下半身は全身の筋肉の7割が集まっているので、筋肉を刺激できるEMSをオプションで追加すると、早く美脚が作れますよ♪
むくみはマッサージで取る
お腹痩せ(ウェスト)!キャビテーションで1・2を争う人気パーツ
パンツの上に乗っただらけたお腹をスッキリ痩せさせたい・・・っ!
- パンツがキツくなってきた
- ファスナーが上がりにくい
という理由でキャビテーションを当てる女性って多いんです。
お肉が多いパーツなので、早く痩せたいなら1週間に1~2回の頻度でどんどんキャビテーションを当てることをおすすめします。
お腹は、正面~脇腹~背中側までぐるっと広いので、1回の来店でお腹正面と脇腹を同時にケアしてあげるとさらに効果が出やすくなりますよ。
憧れのキュッとしたくびれを手に入れてくださいね♪
二の腕痩せができる
脂肪がたまりやすい二の腕は、キャビテーションの人気部位!
- 衣替えで薄着になる春先
- ノースリーブや半袖を着始める夏前
- 結婚式や婚活パーティに向けて
二の腕の筋肉は、物を押すときに使われるのですが、日常生活の中で力を込めて何かを押すことってほとんどありませんよね。
そのため、太くなりやすいのに、自力で二の腕を細くしようと思ったら腕立て伏せぐらいしか手段がないという、かなり厄介な部位だから、キャビテーションが選ばれるんですね。
セルライトの除去
セルライト除去とキャビテーションは、とにかく相性が良いんです。
なぜなら、セルライトの脂肪を溶かしつつ老廃物を流せるから!
セルライトは、老廃物と脂肪が結びつき、カッチカチに固まってできたモノ。
キャビテーションで脂肪を溶かすのはもちろん、ハンドマッサージを一緒に行うことも当たり前なので、老廃物の除去も同時にできるんですね。
ダイエットやマッサージだけでは改善が難しい繊維型セルライト(肌の表面がデコボコするセルライト)であっても、何度かキャビテーションを当てることで解消することができますよ。
脂肪細胞を減らしてリバウンド対策
キャビテーションは、超音波で脂肪細胞を壊します。
余計な脂を溜め込むタンクが減るので、リバウンドしにくくなります。
だからといってカロリーを摂り過ぎると、新しく脂肪細胞が作られるので、明らかな食べ過ぎは禁物ですよ。
参考:キャビテーションで溶けた脂肪細胞はどこに?尿の変化や痩せるメカニズム
筋肉の間の脂肪を落として筋肉太りが痩せる
筋肉も脂肪も付きやすい太ももやふくらはぎは、筋肉太りしやすい部位です。
筋肉太りの原因は余計な脂肪なので、キャビテーションで細くすることができます。
現役でスポーツやってた頃はカッチリ引き締まっていたのに、運動を引退してからというもの太さは変わらず弾力だけがぽにょぽにょしてしまった・・・。
その原因は、筋肉を使う強度が落ちたことで、
- 筋肉が落ちる
- 筋肉細胞のスキマに脂肪が付いてしまった
ためです。
お肉に例えると、赤身肉が霜降り肉になったようなものなんですね。
▼キャビテーションで筋肉太りが痩せるのは本当かリサーチしました。 筋肉太りとは、筋肉で太くなることではありません。 発達した筋肉が衰えた部分に脂肪がついて太ったものが筋肉太りです。 でも、筋肉が脂肪になることはないとされています。 筋肉太りとは何なのか、キャビテーシ ... 続きを見る
参考筋肉太りの正体は?キャビテーションで細くなれるの?
ヒップアップと小尻作りができる
お尻のたっぷりお肉は、キャビテーションで減らすことができます。
重みで垂れていたお尻が元通り。
さらに、オプションで追加したEMSが、お尻の筋肉を刺激してキュッと上向きに。
小さいお尻をヒップアップして、後ろ姿美人になってくださいね。
顔と胸と背中は効果がない(できない)
キャビテーションは、顔や胸や背中に当てることができません。
お肌の表面と骨の距離が近いため、超音波が骨に当たりやすく「キーン」という骨伝導音が頭の中で強く響きやすくなるからです。
参考キャビテーションでキーンと耳鳴りは骨伝導音│小さくする方法
キャビテーションをすると、「キーン」という音が頭に響きます。 この音を骨伝導音(こつでんどうおん)といいます。 聴覚検査の音と同じですが、音の大きさは段違い。 「モスキート音ぐらいだよ」という人もいれ ...
続きを見る
ここでは、顔・胸・背中にキャビテーションできない理由をお伝えします。
キャビテーションで顔痩せは危険なのでできない
ほっぺのお肉がなくなれば、小顔になれるのに・・・。
そうだ!キャビテーションを顔に当てれば頬肉をなくせるよね?
と思う気持ち、よくわかります。
ほっぺを触ると、頬骨やあごの骨がゴツゴツ手に当たるのが分かりますよね。
このように、お肌の表面と骨が近い場所、
さらに、顔は耳や脳がすぐ近くにあるため、骨伝導音を感じやすくキャビテーションに適した部位とはいえません。
でも、エステで顔にキャビテーションを当てているのも事実。
その理由は、美顔器機能にあるんです。
エステのキャビテーションは美顔器の機能がある
痩身エステには、顔にキャビテーションを当てて小顔になるコースがあります。
これは、キャビテーションマシンをフェイスモードで当てているだけで、つまりは美顔器を使っているのと一緒なんですね。
例えば、「コンフォートデュアル」というイタリア製のキャビテーションマシンは、フェイスモードにすると美顔器として顔に使うことができるんです。
キャビと美顔器の共通点
- 脂肪を溶かす超音波:17キロヘルツ~40キロヘルツ
- お肌のキメを整える超音波:1メガヘルツ~5メガヘルツ
コンフォートデュアルのフェイスモードで使っている超音波は、4メガヘルツ。家庭用美顔器でも出せるような超音波なんですよ。
キャビテーションで胸を小さくすることはできない
キャビテーションを、胸に当てることはできません。乳房のすぐ下には肋骨が何本もあり、超音波が骨に当たりやすいためです。
また、キャビテーションは臓器に影響を与えず医学的に安全とはいえ、心臓にほど近い胸部での使用は想定されていません。
禁忌事項
- 人目(男性の視線)が気になる
- 肩こりがヒドイ
- 合うブラやトップス選びがたいへん
といった悩みをお持ちなら、キャビテーション以外のメニューを検討してみてはいかが?
痩身エステには、胸を小さくするメニューとして
- 脂肪溶解クリーム
- 胸周りのリンパマッサージ
を提供しているお店もありますよ^^
リンパマッサージは、トップとアンダーのどちらも細くなるので、カップはそのままで胸囲だけ細くなることも♪
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参考筋肉太りの正体は?キャビテーションで細くなれるの?
背中は上部や背骨付近にキャビテーションできない
背中は、肋骨がある上部や、筋肉・脂肪ともに少ない背骨のラインにキャビテーションを当てることはできません。
背中にキャビテーションするとしたら、脇腹の後ろ側。
お肉が付きやすく骨がないので、キャビテーションに適した場所なんです。
キャビテーションの効果が出る期間・回数・やり方
キャビテーションは「切らない脂肪吸引」と呼ばれるだけあって、即効性があります。
とはいえ、1回でげっそり痩せるのではなく、何回か通って少しずつ理想のスタイルを作り上げます。
キャビテーションを当てた日から4日間は、脂肪が溶けたままで痩せやすいゴールデンタイム!
1日30分のウォーキングでガンガン脂肪を燃やすと、早く痩せられますよ。
脂肪細胞を減らすので、リバウンドしにくくなる効果もあります。
効果が出る期間と頻度と回数
キャビテーションには即効性があります。
施術が終わってスグ、細くなったことが実感できるほど!(誇張なし)
個人差があるけれども、たいていは3回やれば効果を感じることができますよ。
理想のスタイルを作り上げるまでの回数は、1部位6回が目安です。
頻度と期間の目安を、表にまとめてみました。
通う頻度 | 4日に1回 | 2週間に1回 | 1ヶ月に1回 |
---|---|---|---|
通う期間 | 1ヶ月間 | 3か月間 | 6か月間 |
痩せ方 | 一番痩せる | 食事と運動管理が大切 | 効果を感じにくい |
キャビテーションに通う間隔を短くすると、脂肪が燃えやすい日がず~っと続くので効果が出やすくなります。
キャビテーションの効果が出る頻度と回数と期間は、こちらのページで詳しく紹介しています。
効果が出るまで個人差がある理由
「1回でウエスト1センチ痩せた♪」
「3回やって少し痩せた・・・かな?」
キャビテーションで個人差が出る原因は次の3つです。
- セルライトの量
- 脂肪の硬さ
- 代謝の良さ
セルライトの量
セルライトは、脂肪の老廃物の塊。
とってもしつこく、お肌の奥にこびり付いています。
キャビテーションの超音波は深さ2~3センチまで届きますが、1度ですべてのセルライトを撃破できないので、しっかり落とすには数回のケアが必要。
セルライトがぶ厚い人ほど効果を感じにくいけど、セルライト落としにはとても効果のあるトリートメントなんですよ。
脂肪(お肉)の硬さ
脂肪は、柔らかいほど溶けやすく、硬いほどキャビテーションの効果が出にくくなります。
これ、エステティシャンの中では当たり前なんです。
代謝の良さ
キャビテーションは、溶かした脂肪を燃やしたり、肝臓で分解して排出します。
代謝が良いとめぐりも良いので、溶けた脂肪が排出されやすいです。
しかも、基礎代謝が高い(筋肉が多い)ので、脂肪が良く燃えます。
エステによっては筋肉量も検査するほど、代謝と痩せ効果には深~いつながりがあるんですよ。
キャビテーションの効果を高める方法は食事・運動・入浴
キャビテーションの効果を高める方法は、主に次の3つです。
- 運動
- 食事
- 入浴法(半身浴・高温反復)
カロリーの吸収率が高くなるキャビテーション後の食事に気を付けないと、キャビテーションの効果を感じにくくなるので要注意です。
溶けた脂肪が燃えやすいキャビテーション後の4日間は、運動と入浴法でキャビテーションの効果を高めてください。
ハイパーナイフとの併用で痩せ効果をアップできる
キャビテーションと一緒にハイパーナイフを受けると、お互いの弱点を補えるため効果が出やすくなっておすすめです。
即効性
リバウンド(脂肪細胞への働きかけ方)
料金
「ハイパーナイフとキャビテーションのどちらにしようかな」
と迷うことがよくあるんですが、できることならどちらも同時に受けてください!
キャビテーションとハイパーナイフを併用するメリットとデメリットが分かれば、安全かつスピーディーに痩せやすくなりますよ。
キャビテーションの効果なしと感じる原因3つ
キャビテーションの効果がない代表的な原因は次の3つです。
- キャビテーションだけやっている
- キャビテーションのマシンが良くない
- 1ヶ月に1回だけ通っている
キャビテーションを当てただけでは痩せません。
軽めの運動やリンパマッサージで、溶けた脂肪を燃やす&排出して痩せられます。
エステのキャビテーションコースに、必ず燃焼と排出のメニューがセットになっているのはそのためです。
もし、キャビテーション後に運動してるのに効果がないなら、使ってるマシンが出す超音波が、脂肪が溶けない周波数かもしれません。
業務用(エステ・クリニック)は脂肪が溶けやすい周波数を使っていますが、家庭用は溶けにくい周波数だったり、性能を出し切れないことがあります。
キャビテーションの効果は40kHz以下の周波数が必要
キャビテーションで脂肪が溶けやすいのは、40kHz以下の周波数です。
エステや美容クリニックのマシンは25kHz~40kHzを出せるので効果が感じやすいけれども、家庭用キャビテーションは効果が低い330kHzを使っているマシンもあります。
やり過ぎの影響や副作用があるけど医学的に安全と認められている
キャビテーションには、
があります。
やり過ぎについては、エステと家庭用で違います。
脂肪が溶けやすいエステは、やり過ぎないようにインターバル日数を4日取ることがルール化されていますが、脂肪がほとんど溶けない家庭用キャビテーションはやり過ぎることはなく、逆に毎日やっても効果が出にくいのが難点です。
家庭用キャビテーションの効果的な使い方もありますが、それでも痩身エステにかないません。
おすすめのキャビテーションエステと施術内容
エステ | 良いところ・魅力 |
---|---|
ヴィトゥレ | 料金の安さ。効果の実感力も高く、ヴィトゥレに乗り換える女性が多い。 |
キレイサローネ | 小顔ケアも含む全身痩身ができるのにリーズナブル。 |
ブルーム | キャビテーションとエンダモロジーでセルライトの除去が得意。 |
キャビテーションの施術の流れと時間
キャビテーションは、次の流れで行われます。
まずは、エステティシャンによるカウンセリングです。
生活習慣や食事を聞いたり、説明や疑問点などを解決してから、施術に臨みます。
施術の前に、体重やボディサイズ計測や体脂肪率測定などを行います。
内容 | 時間 |
---|---|
| 20分 |
キャビテーションの照射前に十分に体を温めて、脂肪や老廃物の排出をしやすくします。
施術 |
| 20分 |
---|
痩せたいパーツにキャビテーションをします。
そのあとに、マッサージや吸引マシンを使って、溶けた脂肪をリンパに流して終了です。
エステやコースによっては、EMS(微弱電流による筋肉運動)や骨盤矯正で引き締めと脂肪燃焼を促進します。
施術 | 目的 | 時間 |
---|---|---|
| 脂肪を溶かす | 20分 |
| 脂肪を燃やす | 20分 |
| 脂肪を排出する | 20分 |
ほとんどのエステが、1回につきおおよそ60分ほど。
終わってからパウダールームで身支度を整えるから、全部で90分ぐらいが目安です。
※初回はカウンセリングがあるのでプラス20~30分かかります。
30分で終わるキャビテーションコースは、温め・燃焼・排出メニューがないので、効果が出しにくくなります。
1回でキャビテーションできる部位数
キャビテーションは、溶かした脂肪で肝臓に負担をかけるので、1度でできるボディパーツは3~4が目安です。
上半身 | 下半身 |
---|---|
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