キャビテーション

キャビテーションで溶けた脂肪細胞はどこに?尿の変化や痩せるメカニズム

キャビテーションで溶けた脂肪の説明画像

「キャビテーションで溶けて乳化した脂肪は、どこへ行くの?」

キャビテーションで溶かした脂肪が、どのようにして体内からなくなって痩せるのか、流れをご紹介します^^

キャビテーションの効果を高めるために、お役立てください♪

キャビテーションで溶けた脂肪の行先

キャビテーションで溶けた脂肪がどうなるか画像

キャビテーションで溶けた(乳化した)脂肪が、体内からなくなるのは、次の2とおりです。

  • 体内でエネルギーとして消費される
  • 肝臓で水に分解されて尿として排出される
さき
乳化とは、水と油が混ざってトロトロの液状になった状態のこと。ここでは、体脂肪がトロトロに溶けることです。ラードが液状になる感じですね。

乳化した脂肪は、

  • エネルギーとして燃えやすい
  • 分解されて尿として体の外へと排出されやすい

状態で、2~4日間ほど体の中に残り、筋肉などの活動エネルギーとして優先的に使われます。

体脂肪が燃えるメカニズム

固まった脂肪を溶かす → 血液に溶け込ませる → 筋肉に運ぶ → エネルギーに変える

キャビテーションで脂肪細胞の数は減る

キャビテーションでパンッと割れた脂肪細胞は、

  • 溶けた脂肪
  • 壊れた細胞膜

の2つに分かれます。

このとき、脂肪は溶けてますが、細胞膜は脂肪じゃないので溶けずに残ります。

細胞壁の残骸は、体内のお掃除屋さんであるマクロファージ(白血球)がきれいに食べてくれます。

さき
キャビテーションで、脂肪細胞の数は減ります。

脂肪細胞が減るのでリバウンドしにくくなる

キャビテーションによってカラダの中の脂肪細胞が減るので、脂肪を溜め込みにくくなり、リバウンドしにくい体質になれます。

さき
「キャビテーションはリバウンドしにくい」と言われる理由だよ。

注意!

無節操な食生活をしていると、新しく脂肪細胞が作られます。キャビテーション後は、スタイルをキープできる食生活を心がけてくださいね。

キャビテーション後の尿

キャビテーションで溶けた脂肪は、体中のリンパに運ばれて血液(静脈)に乗り肝臓へ運ばれたあと、水に分解されて尿として外に排出されます。

脂肪の排出期間である3~4日間は、肝臓はいつもより大忙しでお仕事してるので、尿が多くなりがち。

そのうえ、キャビテーションと一緒に施術するリンパマッサージの好転反応が出て、尿の量と回数が増えることもあります。
これは、リンパや血液の循環が良くなって、老廃物や毒素がよく排出されるようになったためです。

さき
エステティシャンは「脂肪が尿になって出る」と説明するけど、脂肪のすべてが尿と混ざるワケじゃないよ。

尿中に脂肪が出る場合(乳糜尿と言います)があります。これは骨盤から下部のリンパの流れが悪くなってリンパ液が行くところが無くなって尿中に排泄されます。
引用元:中村病院「尿混濁」

尿の色や臭い

キャビテーションで溶けた脂肪は水に分解されるので、いつもの尿と変わりません。
しかし、キャビテーション後に、尿が濁った経験をした人は、けっこう多いです。

尿が濁るのは、尿中の細胞成分がふえる、尿中の結晶成分がふえる、尿中に脂肪成分が入っているなどが原因となります。
引用元:時事メディカル

肝臓の代謝でできる色素が尿の中に出てきた場合で、肝機能に異常がある場合にみられます。
引用元:栄研化学株式会社

キャビテーション後の尿の濁りは一時的なものです。

さき
尿の色は、脂肪成分が入ると白っぽくなり、代謝の色素が出てくると褐色になります。尿の臭いは、いつもより強め。

▼便に変化が見られることも。詳しくはキャビテーションの副作用をご覧ください。

体脂肪率は減る

キャビテーションで体脂肪率が減るかどうか、研究結果が出ています。

先行研究では、痩身器具を使用した週3回、3ヶ月間の痩身プログラムを実施したところ、体重が5.7±2.6kg、体脂肪率で3.7±3.4%低下した

(~中略~)

また、体脂肪率も減少し、胴囲で両群共にPreよりPost-2が有意に低い値を示したことから、これらの先行研究を支持するものであった。

引用元:伊原佑樹、田中重陽、角田直也部分脂肪は減少させられるかを探る(PDFファイルのダウンロード)

上記の研究では、夏と冬に分けてキャビテーションを定期的にあてたところ、「夏の方が減少率は高いけど、冬でも減るよ」という結果になりました。

溶けた脂肪を体内に残さない方法

キャビテーションで痩せるなら、溶けた脂肪を体内に残さないことが大切!
そのために、

  • 血流に乗った脂肪をとにかく燃やす
  • 溶けた脂肪をその場にとどめない

ことを意識してくださいね。

キャビテーションで溶かした脂肪のすべてが、燃えたり尿になるワケじゃありません。

エネルギーとして使いきれなかった分は、肝臓で処理されて体の外に排出されますが、肝臓もすべてを代謝することはできません。すると、脂肪は再び血流に乗って、体中の脂肪細胞に取り込まれます。なかには、血流に乗らずにとどまる脂肪もあり、日がたつとほかの脂肪細胞に取り込まれます。

さき
脂肪を流してたくさん燃やす方法をお伝えします。

リンパマッサージで脂肪を流す

ドロドロ脂肪が血流にのっかるには、まずはリンパに送らなきゃダメ。
そのために、リンパマッサージやマシン吸引をして、なるべく脂肪が残らないようにケアが必要です。

さき
エステのキャビテーションが、マッサージやマシン吸引と一緒のコースになっているのは、溶かした脂肪を体内に残さないようにするためなんですよ。

エステでは、キャビ単体ではなくリンパマッサージも同時にやってもらうのを忘れずに!
家に帰ってから自分でやるのもいいですね。

れい
急いでリンパマッサージしなくちゃいけないの?

溶けた脂肪は、トロトロの液状に乳化しているので、固まることはほとんどありません。

さき
マヨネーズも脂と水を乳化させているから、冷蔵庫に入れても固まらないんです。

溶けた脂肪をどんどん燃やす方法

キャビテーションで溶けた脂肪を燃やす(カロリーを使う)には、キツイ運動は必要ありません。
有酸素運動や高温反復入浴法で、ラクしながらカロリーを燃やしてください!

キャビテーションしてから2~4日間は、溶けた脂肪を優先的に消費するので燃えやすくなっています。

キャビテーションの効果を高める方法もご覧ください。

食事からの脂肪分をなるべく減らそう

食事で油っぽい食事を摂ると、血管の中もアブラ多めになるのはご存じのとおり。

キャビテーションで溶けた脂肪が血液に流れ込んでいるときに、食事で脂肪分を追加しちゃったら、せっかくのキャビテーションも効果がダウンしちゃいますよね。

というわけで、食事からの脂肪の摂り方にも気を配りましょうね。

食事
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さき
キャビテーションの機会に、食生活を見直してみよう。エステティシャンから食生活へのアドバイスがあるくらい、節食は大切だよ。

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  • この記事を書いた人

さき&れい

エステティシャン並の知識があると某エステ社長が認めた「さき」と、体験レポーター「れい」です。キャビテーションのことを本音で伝えます。

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